KX100エンジンO/Hしたが、そろそろ乗らないと。
KX100って、半端な排気量故にキッズやレディースの選手権(85cc)に参加できません。
大人がファンライドやローカルなレースを楽しむ為にあるようでなものです。
今日は、エンジンオーバーホールに取り掛かりました。
2週間ほど前に1年半ぶりにエンジンを始動させてます。
今朝は、気温25℃を下回り、だいぶ秋らしく涼しく整備は、順調に進みました。
日中も30℃を上回ることはなかった。
行動を走らないモトクロス専用車は、保安部品がない。
2ストなので、エンジン周りの部品点数も少ない。
エンジンオーバーホールへ前の準備は、公道モデルと比べてかなり楽です。
燃料タンク、ゼッケンやシート等の外装、チャンバー、サイレンサー等を取り外します。
シリンダー部のエンジンハンガーを取り外し、キャブのマニホールドのバンドを緩め、プラグコードを外し、ラジエータホースは必要な部位のみバンドを緩めて外します。
左:新品ピストン、ピン、ベアリング 右:1シーズン使用したピストン等
ヘッドにカーボンが若干付着してますが、側面の目立ったキズはなかった。
新品ピストンのヘッドにある「B」記号をエンジン前方になるようにします。
新品リングは、Nマークを上に向けて組み付けます。
ピストンピンプーラーは、40年くらい前にホンダ車乗ってた頃に購入したものです。
ピストンとピストンピンの勘合が固く着脱しずらいときに使用します。
ホンダの特殊工具ですが、カワサキ車でも問題なく使用できます。
ただ、KX100は勘合が固くないので必要ありませんでした。
このトルクレンチも30年物です。
今どき、直読のダイヤル式使ってる人いるのかな?
シリンダとシリンダヘッドは、規定のトルクで組み付けます。(2.5kgf.m)
スロットルグリップは、1シーズン使用したので交換(摩耗してます)
スロットルワイヤーは、2年使用したので異常なくとも走行中突然ワイヤーが切れるトラブル防止のため交換
1年使用すると、けっこう摩耗してます。
また、転倒などでによるエンド部分のキズが目立ちます。
2年間使用したクラッチワイヤーは、特に異常はないのですが、これも走行中突然切れるトラブルを防止するため交換しました。
スロットル側とクラッチ側のグリップドーナッツも新品に交換しました。
これを付けておくと、親指付け根の皮剥け防止になります。
KX100は、クラッチカバーがあるのでクラッチのオーバーホールが効率的です。
CRF150Rは、クランクケースカバー全体を外す必要あり、ウオーターポンプカバー、キックペダル等も外す必要があった。
CRF150Rのクラッチの問題は、別のことでありましたが。
CRF150Rのクラッチの話題ですが、1シーズンに3〜4回はオーバーホールしたかな。
クラッチの容量が足りないのか、耐久性の問題か、自分の乗り方の問題か?
とにかく、滑り出すトラブルに悩みました。
KX100は、シーズン中に滑り出すことはなく、シーズンオフの定期オーバーホールのみ実施
クラッチディスクは、洗面器にオイルを入れてオイルに浸します。
クラッチプレートは、面取してある面を内側に向けて取付けました。
分解前に、そうなっていたのと、「クラッチがスパッと切れて、ジワッと繋がる」って聞いたような。
当分乗る予定がなかったので、チェーンは取り付けてなかったのですが、新品を取付けました。タロン製のスプロケも未使用、スライダやローラー類も新品です。
整備完了です。
7時半から作業を始めましたが、のんびり休憩しながら作業してたので終わったのは15時を過ぎてました。
残りの整備は、フロントフォークのオーバーホール(ショップに依頼予定)とステアリングステムのグリスアップが残ってますが、今の状態で慣らし走行に行くかもです。
ツーリングに行きたいところでしたが、天気予報がね。(根性なし)
予報通り、午後から雨がポツポツと降ってきました。
東京も来月から Go to トラベルの対象になりますね。